5.04 写真素材

POINT
■通常、デジタル一眼レフカメラで撮影し、RAW形式で保存したデータを編集した後にJPEG形式に出力して利用します。
■写真の利用目的に合わせて、被写体の魅力を引き出せるように光源や被写界深度を調整します。
■質の低い写真の修整や補正には限界が有ります。質の高い写真にできるよう工夫して撮影します。

【写真素材とは】
Webサイトでは、雰囲気や情景を伝える抽象的な写真や、人物や建物などの写真を良く利用します。写真は通常、デジタルカメラで撮影します。近年、デジタル一眼レフカメラが普及し、RAWデータ(JPEG変換前の生データ)で記録することが多いようです。RAW形式はカメラに付属のアプリケーションやハイエンドの画像処理ソフトで現像・編集し、JPEG形式に出力してWebサイトで利用します。
写真の印象を大きく変える要素として、フォーカス、光源、露出があります。

■フォーカス
フォーカスは、いわゆるピントのことで、その写真のピントが合っている範囲のことを被写界深度と呼びます。被写界深度が深い場合、手前に写っているものから後ろに写っているものまでフォーカスが合い、ハッキリと写る被写体が増えます。被写界深度が浅い場合、ハッキリと写る被写体が少なくなります。商品の詳細写真やキービジュアルなど、訴求したい対象が明確な場合、被写界深度を浅くして強調したい被写体のみにフォーカスを当てることが多いようです。

■光源
光源は、撮影時に被写体に当たる光の種類です。光源の強さを示す単位に「K(ケルビン)」がありますが、この色温度が高いほど青く、低くなるにつれ赤く写ります。また、蛍光灯の下では赤みに加えて緑色に傾く特性があります。光源に合わせてホワイトバランスの調整を行う必要があります。

■露出
露出は、ISO感度、絞り、シャッタースピードの3要素で決定されます。ISO感度はどれくらい弱い光まで記録するか、絞りは光がレンズを通過する量の調整、シャッタースピードはフィルムや画像粒子がレンズを通過した光に晒される時間を指します。ISO感度を上げると、暗い場面や高速の被写体も撮影できますが、粒子が粗くなるので画質が低下します。絞りを開けるとピントの合う範囲が狭くなり被写界深度が浅くなります。一方、絞りを閉める(絞る)とピントの合う範囲が広くなり被写界深度が深くなります。シャッタースピードを長くすると多くの光を取り込むことができるので、躍動感のある写真を撮るのに適しています。シャッタースピードを短くすることで時間を止めたような写真を撮ることが可能になります。

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