Google AdWords代理店 運用担当者の苦悩 1

医療広告での問題と解決の事例

 

一般的でないが故の落し穴
やってしまった事があります。当然といえば当然ですが、内容によっては成人向けの承認しか取れず不本意な掲載結果となってしまう場合がありうるという事例です。私自身の名誉のために申し上げておくと、現在では予算制限はあるものの平均広告掲載順位は2位以内に定着しています。

ですが、医療広告であることも含め、AdWords運用の中でも一般的でないが故に落とし穴にはまった例を紹介してみたいと思います。

 

医療広告というもの
この案件は乳がんの術後診療として乳房再建を行っている保険診療医院が、その技術を活用して自費診療の豊胸美容整形にも着手したいという相談から始まりました。打ち合わせの中で、豊胸美容整形のホームページを制作し、ここにAdWords広告で集客しましょうという流れが決定しました。

さて、ここでまず頭に浮かんだのは案件が「医療広告」になるということでした。元々、県の医師会や歯科医師会との取引もあり、ある程度の予備知識が有ったので、着手に当たっては相当に気を遣わなくてはならないと予想できていました。まず、厚生労働省のホームページを調べてみました。2012年にホームページに関するガイドラインが、2013年には医療広告ガイドラインが大幅改正されて発表されています。

詳細の記載は避けますが、概略としては次の通りです。
・ホームページ自体は広告ではない
・ホームページに記載すべきことは決まっている
・広告費を支払った場合、そのリンク先を含めて広告とみなす
・自費診療の場合、これに応じた厚生労働省の指針がある

 

着手と公開と広告
ホームページの制作と公開については医療広告ガイドラインに沿うという点で苦労はしました。例えばサイト名に「センター」を使ってはならないなどです。が、本当の問題点はAdWordsの方にありました。

まず、検索連動広告が全て「成人向けの承認」になってしまったのです。そして、ディスプレイ広告は全て「不承認」です。正直、焦りました。GoogleのAdWordsサポートチームに何度も連絡を取りましたが、広告の審査は別のチームが行っているとのことで要領を得ません。ヘルプにも概要が記載されているだけで個別の詳細な内容がある訳ではないです。ただ、実感として判明したのは次のような内容です。
・医療事例であっても性的な表現となる写真やイラストは望ましくない
・保護者の同意が有れば未成年者も受診できる内容であっても、Googleは独自に成人向けに指定する場合がある
・日本の法を遵守していても、Googleには独自のガイドラインがある

 

解決策として
まず、クライアントである医院の担当者にはどのように改善しても「成人向け承認」になってしまう旨を連絡しました。これについては、ターゲット的に問題ありませんでした。

次にディスプレイ広告は断念しました。GoogleのAdWordsサポートチームから「ディスプレイ広告は検索広告よりも審査が厳しいみたいです」と聞かされたからです。ただ、ディスプレイネットワークのテキスト広告は「成人向けの承認」が出ましたので、これで集客を図ることとなりました。

 

結果的に
実はこの案件、運用を始めて半年が経過しています。冒頭で申し上げた通り、現在では平均掲載順位2位以内を獲得しています。まさに今だから白状できる内容ですが、AdWords広告を始めようという方の参考になればと思います。難しそうだと感じられたら、素直に専門家に相談されることを最後にお勧めしておきます。もちろん、私に相談いただければとても有難いのですが。

 

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