2.10 コーポレートコミュニケーション におけるWebサイトの役割

POINT
■企業は存続の為に社会や様々なステークホルダーとのコミュニケーションを行う必要があります。
■コーポレートコミュニケーションとは、企業とステークホルダーとの円滑な意思疎通を図る機能のことを指します。
■外部社会に対してだけではなく、組織を構成する内部(従業員等)に向けたコミュニケーションも重要です。

【コーポレートコミュニケーションとWebサイト】
企業が意図した戦略的ポジションを確保する為に、社内外への情報発信を強化して円滑な意思疎通を図る取り組みを「コーポレートコミュニケーション」と言います。企業にとってのWebサイトは、直接収益を上げる為のツールであると同時に、さまざまなコミュニケーションを行う為のツールでもあります。つまり、企業はWebサイトを用いて次の3つの活動を行っているのです。
1.直接収益を上げる活動
2.問い合わせ対応、販売、受発注等の営業活動
3.社会・株主・従業員等、各種ステークホルダーとのコミュニケーション

【PR(パブリックリレーションズ)】
企業を取り巻く社会とコミュニケーションを行い、公的な信頼と理解を獲得しようとすることをPR(Public Relations)といいます。Webサイトを活用したPR活動にはプレスリリースの発信による自社の事業活動の認知と理解が代表的です。また広義には、Webサイトでの自社サービス紹介やWebプロモーションを通じて、商品やサービスを認知してもらうこと、従業員の雇用を通じて社会との関わりを持つことも含まれます。

【IR(インベスター・リレーションズ)】
株式公開(証券取引所へ上場)をしている企業には、定期的に自社の業績を公開する義務が課せられていますが、上場企業に限らず、自社の事業に出資している人や支援を検討している人に対してコミュニケーションを図ることは重要です。IR(Investor Relations)には、四半期ごと、半期、通年の業績報告や財務情報の公開、実施事業の外的環境の動向を含めた見通しなどを迅速かつ適切に報告するなどの活動が含まれます。Webサイトでの公開にあたっては、自社内で更新が可能なCMSなどが活用されます。
Webサイトでは、さまざまなフォーマットを用いて業績を公開したり、決算発表のストリーミング動画などを用いて多くの人に事業と業績を理解してもらう試みがされています。

【エンプロイーリレーションズ】
企業がコミュニケーションを図るのは、外部に対してだけではなく社内に向けても必要です。Webサイトでは経営者ブログによるメッセージの共有、非公開のイントラネットなどでは社内報発信などを通じてエンプロイーリレイションズが行われます。エンプロイーリレイションズ(Employee Relations)では、次の事項が重要です。
1.その事業を行う組織とその構成員の相互理解
2.構成員がその組織に属していることで、その事業を続ける誇りを持つこと
3.組織の一員として、どのようにふるまうかを自覚させること

コメントは受け付けていません。